感音性難聴の間違い

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難聴の理論には二つの大きなが間違いがあり、これは補聴器の発達を阻んできました。 間違いの一つは「感音性難聴では聴覚神経が言葉を解析出来ないので、言葉を聴き取ることは出来ない」です。もう一つは雑音であり、「補聴器で不快な雑音が健康な耳には殆ど感じられないのは、人体器官の計り知れない能力の賜」という説です。 二つの説は常識となっていて「補聴器によるきこえと裸耳のきこえが雲泥差」は人体器官の優秀さの結果とされ、補聴器の改善が放置されてきました。

しかし諦められていたこの問題の一つ「聴き取れない」を当社は解決しました。もう一つの雑音の問題もいずれ解決の見込みです。
ここでは、従来補聴器では深刻な難聴者に何故言葉が聞き取れないのかを説明します(新技術の解説はまだご容赦下さい)。
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感音性難聴(深刻な難聴)では補聴器を用いても言葉を聴き取れない理由

70dBの難聴(最も軽い高度難聴)者が健常者と同等の大きさで音が聞くには、単純計算では補聴器で音を70dB(約3000倍)増幅して耳に加える必要があります。従って、比較的大きい音である64dBの声を70dB増幅すると134dBの大きさになります。これでは耳への負担が大きく危険です。そこで通常の補聴器ではリミッターで波形の上部を削除します。この時120dBを越える部分が削除されたとすれば波高値は17dB分小さい値、つまり1/5のレベルに制限されて波形の上部4/5は失われます(図のC波形参照)。
上部4/5が失われた波形の音では言葉を聴きとれなくて当然です。更に深刻な80〜100dBの難聴では状況はもっと酷いことになります。
ところが通常の理論では、聴き取れないのは「聴覚神経や脳が言葉を解析出来ない」からだとされています。これは世界の、補聴器技術者、専門医、全ての感音性難聴者に信じられています。その結果、補聴器の改善は放置されてきました。
そして許せないことに感音性難聴に聴こえる補聴器、ホワイトイヤーは「在り得ない」、と長い間(今も)非難、或いは無視されてきました。
ホワイトイヤーのリミッター(最新技術と同原理)では制限値を越る部分を低レベルの信号に変換します。その結果、安全で深刻な難聴者にもよく聞こえる音信号がつくり出されます。

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当社では、深刻な感音性難聴でも言葉を聴き取れる事を15年も前から知っていました。15年前の状況はブログをご覧下さい(表示順が逆なので最後の「補聴器開発のスタート 」からお読み下さい)。15年前の商品(グッドイヤー)は高性能でも、遠くの音は聞こえませんでした。しかしその延長上に、健康な耳の様に聴こえる技術があると確信して開発を続け、目処がついたのは平成26年です。改良に10年かかったことになります。

補聴器の雑音についても常識は間違っています(解決の見込)。

尚、健康な耳に遜色がない聞こえが得られるこの技術には、3DVR 用としても期待しています。3D映像品質に遜色がない生々しい音を再現出来るからです。

メーカーの方へ:この技術をモジュールとして提供しています、お問い合わせ下さい(新技術の早期採用をお薦めします)。


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